東京世田谷桜丘のコーポラティブハウス一階吹き抜けに、現代風に設置したものです。
騒音をシャットアウトできる中庭は、水琴窟の環境には最的。住む人達の憩いの場に利用されています。
壁から聴く聴音管もあります。
作品情報
- 設置場所
- 東京世田谷桜丘 コーポラティブハウス一階
- 設置日
- 2002.06
水琴窟を次世代に継承するために情報を公開し、
マイスターとして、これからも夢のある仕掛けを提案して行きます。
弊社でお作りしたオリジナルの水琴窟をご紹介いたします。
皆さんは、水琴窟といえばまず和風庭園の『つくばい』の形を思い浮かべることと思います。
しかし、水のあるところならどんな所にも水琴窟はほしいものです。
これからも私たちは、夢のある仕掛けを提案して行きます。
今回の作品は、大三島町大山祇神社の天然記念物、樹齢2600年の大クスノキをイメージした石のモニュメントの中に、水琴窟を仕掛けました。
背面の水路をつたって一分間に一度定期的に100mlの水が流れ込み、うろになった穴でその音色を聴けるようにしています。
また二ヶ所ある枝先の聴音管でも、カメの内部の音を鮮明に聴けるようにした楽しい物です。
大三島町は、国宝とロマンの島。 広島県から四国に渡る、しまなみ海道の途中にある島に存在します。
歴史に名高い地元、大山祇(おおやまずみ)神社には戦国時代の武将達の鎧や武器などの国宝を数多く所蔵しています。
その時代の若き武将に恋をした大三島のジャンヌダルクと言われた鶴姫18才。武将の死を嘆いて瀬戸内に身を投じた鶴姫。鎧に付けた鈴の音が今も海の底から聴こえてくるといいます。悲恋物語である鶴姫伝説は、今も語り継がれています。
箱根の温泉で一日中楽しめるユネッサン。その中にある岩盤浴室内の水琴窟。
館内のスピーカーを通し、BGMとして水琴窟が響きます。